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再読!91歳上島有(うえじまたもつ)さんの東寺百合秘話 ⑦

2017-09-11 | 百合百話

「京都新聞」2016年5月28日付24面記事を転載

文書は百箱だったのか            

(上島有:京都府立総合資料館元古文書課長・摂南大学名誉教授)

 

 ゑ函

京都府立京都学・歴彩館で保管している「イ函」の桐箱。

 

東寺百合文書(ひゃくごうもんじょ)については、加賀百万石の五代目藩主である松雲公前田綱紀(つなのり)が、1685(貞享2)年に百の桐箱を東寺に寄進して、早くから伝わった文書を納めさせたので百合文書と呼ばれるようになったといわれています。
そして私もこの連載の第一回以降、おおよそこのような常識的な理解に基づいてお話をしてきました。

 

しかし、厳密にいいますと、1967(昭和42)年に、東寺が京都府に譲渡した松雲公寄進の桐箱は94箱でした。そこで、東寺は六つの桐箱を新調し、全体として百箱にして府に納めました。ここで、松雲公の寄進は果たして通説のように百箱だったのかどうかという重要な問題が起こります。

 

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