京都府立京都学・歴彩館
東寺百合文書WEB

百合百話 (ひゃくごうひゃくわ)

ユネスコ世界記憶遺産候補 東寺百合文書連続講座「世界のなかの東寺百合文書」第3回は11月30日(日)にキャンパスプラザ京都でおこないます。入場無料でどなたでもご参加いただけます。ぜひお越しください。

キャンパスプラザ京都地図

 

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「聖(ひじり)の好むもの、比良の山をこそ尋ぬなれ、弟子遣りて、松茸平茸滑薄(なめすすき)、さては池に宿る蓮の蔤(はい)、根芹(ねぜり)根蓴菜(ねぬなは)、牛蒡(ごんばう)河骨(かわほね)獨活(うど)蕨(わらび)土筆(つくつくし)…」(『梁塵秘抄』巻第二)

 

――僧の好むもの、弟子に比良の山まで採りにいかせるそうだよ、松茸、平茸、えのき(なめこ)、それから池に生えている蓮根、せり、じゅんさい、ごぼう、こうほね、うど、わらび、つくし…

 

平安時代の終わりごろ、「今様」と呼ばれる歌謡を集めた『梁塵秘抄』という歌謡集が編まれました。貴族や僧侶から庶民まで、幅広い風俗の詠みこまれた歌謡集です。

上の歌は、その歌謡集のなかの歌のひとつですが…

僧の好むものとして、まず第一にあげられているのは「松茸」!今から800年以上も前から、松茸は秋の味覚の王様として君臨していたようです。

 

それにしても、僧はそれほど松茸が好きだったのでしょうか?その証拠、実は東寺百合文書のなかにもたくさんあるのです。

秋、9月(今の暦だと10月頃)に入ると、東寺へは毎年、松茸が年貢として送られてきました。次の文書は、大和国平野殿荘(やまとのくにひらのどののしょう、今の奈良県生駒市あたり)からの松茸に添えられた手紙です。

 

ヨ函10号‐3 大和国平野殿荘預所定宴松茸送進状

ヨ函10号‐3「大和国平野殿荘預所定宴松茸送進状」正元元(1259)年9月27日

 

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関西文化の日
「東寺百合文書」特別陳列

11月15日(土),16日(日)は「関西文化の日」です。これにちなんで、京都府立総合資料館では東寺百合文書を陳列します。ぜひお越しください。陳列する文書は次のとおりです。

 

・桐函 2合(ヌ函、し函)

・箪笥 1棹

・題籖(ヤ函10号、ヤ函94号、ヤ函201号)

・東寺諸堂記(甲号外29号)

・十八口方評定引付(ヌ函6号)

・足利義詮自筆御内書(観智院7号)

・後村上天皇綸旨(せ函南朝文書15号)

・若狭国太良荘樋差図(と函154号)

・鎮守八幡宮々仕藤原国次起請文(を函118号)

 

会期:2014年11月15日(土),16日(日)

開館時間:9:00~16:30

会場:京都府立総合資料館 2階 展示室

(〒606-0823 京都市左京区下鴨半木町1-4)

お問い合わせ:075-723-4834

 

*関西文化の日については、関西文化.comにてご確認ください。

 

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運命を左右する大事な試合や局面を「天王山」と表現することがあります。天王山は京都府の南部、大山崎町にある山のことです。羽柴秀吉と明智光秀とが山崎で戦ったときに、両軍はこの山をめぐって争い、秀吉がその争奪戦を制しました。このことが勝敗を左右したため、勝負の分かれ目を「天王山」というようになりました。

 

その天王山がそびえる大山崎は荏胡麻油の製産が盛んでした。その起源は平安時代にまでさかのぼるといわれています。天王山のふもとにある離宮八幡宮(りきゅうはちまんぐう)の周辺で活動していた油商人たちは、やがて同業者組合である座を結成します。大山崎油座は対岸にある本社の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)に奉仕し、神事祭礼を勤める見返りに、原料の仕入れ・製造・販売の独占権を獲得するに至りました。

 

その特産の油ですが、明かりをともすために使われていました。石清水八幡宮に納められたほか、大山崎や京都などで売買されていたようです。東寺百合文書からその様子をうかがい知ることができます。

 

へ函97号 鎮守八幡宮燈油料足散用状

へ函97号「鎮守八幡宮燈油料足散用状」長禄2(1458)年5月12日

 

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突然ですが、古文書の醍醐味といえば何でしょう?

ミミズのようなくずし字を読み解くこと。

有名な人物の筆跡や筆の流れを堪能すること。

答えはさまざまですが、「どのような紙が使われているか」も興味深い点のひとつではないでしょうか。

そこで今回は、「紙」に注目しながら古文書を眺めてみましょう。

 

せ函南朝文書9号 後醍醐天皇綸旨

せ函南朝文書9号 「後醍醐天皇綸旨」元弘3(1333)年6月19日

 

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ユネスコ世界記憶遺産候補 東寺百合文書連続講座「世界のなかの東寺百合文書」第2回は10月26日(日)にキャンパスプラザ京都でおこないます。入場無料でどなたでもご参加いただけます。ぜひお越しください。

キャンパスプラザ京都地図

 

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東寺百合文書に残る差図(さしず)。

そのなかに、「摂津国垂水荘差図(せっつのくにたるみのしょうさしず)」(ウ函101号)という、荘園の絵図があります。

今の大阪府吹田市あたりにあった荘園、垂水荘一帯の川や田畑の様子を描いたものなのですが、よーく見ると、図の上部、東西に流れる三国川(今の神崎川)に浮かぶ2つの島の間に、なにか描かれています。

 

ウ函101号 摂津国垂水荘差図

ウ函101号 「摂津国垂水荘差図」寛正4(1463)年10月

 ※図の上が南、下が北になっていますので、注意してごらんください。

 

草のような木のような…これはいったいなんなのでしょうか?

その答えは・・・、実は他の文書のなかにあるのです。

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東寺百合文書のなかには、「差図(さしず)」と名づけられた文書がいくつか残っています。

「差図」…聞き慣れないことばですが、いったいなんのことでしょうか?

たとえばこの図、「摂津国垂水荘差図(せっつのくにたるみのしょうさしず)」と呼ばれています。

なにかの地図のようにみえますが・・・少しじっくり見てみましょう。

 

ウ函101号「摂津国垂水荘差図」寛正4(1463)年10月

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暑い夏の一日、力仕事の後には、ゆっくり一服したいものです。

 

モ函105号‐25 御成方掃除草苅茶料足下行切符


モ函105号-25「御成方掃除草苅茶料足事」
など

 

お酒を好む上戸と、好まない下戸。お茶がよいか、お酒がよいか…。

その論争は、今から1000年以上前、唐の時代の中国で、すでに話の種になっていました。

お茶もお酒も、そのころのものは、今のものとは少し違ったようです。しかし、その味もさることながら、薬効も高く、心身ともによく効くものとして、どちらも人びとに好まれてきました。

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一口に“文書”といっても文字ばかりではありません。今回は絵図の世界をひもといてみましょう。

 

と函153号 伊予国弓削島荘地頭領家相分差図

と函153号 「伊予国弓削島荘地頭領家相分差図」

 

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京都市左京区下鴨半木町1番地29

電話番号:075-723-4831

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